体育祭同窓会杯審査報告
天気の悪さに不安になったものの滑り出しは順調なようで、まずほっとしました。
久々に見る「学校行事」は、昼休み前に本降りになりかけた雨も跳ね返すパワーを持っていました。
入場行進の一発芸はハズしてしまうのもご愛嬌。
そんな中、緑団のパフォーマンスは一般生徒との打ち合わせがしっかりしてあって、みんなで盛り上がってとてもよかったです。
雨の心配のせいで種目が前倒し変更になっているにもかかわらず、みんな混乱もなく集合整列ができていました。
自分でやっていた時は白に遅れた、緑より早かったと必死に焦って並んでいたものですが、
いざ外から見てみると生徒は些細な差はわからないほど迅速に行動していました。
聞いたところによると、競技数が年々減らされるらしいです。
時間の関係もあるだろうし仕方のないことなのかとは思いますが少し寂しく思いました。
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応援席の様子(赤団)
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全員リレー
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しかし実際は、どの種目も盛り上がっていて見ているこっちまで熱くなりました。
圧巻はやはり竹取物語。今年の棒倒しは1,2年が少しあっさりし過ぎていた感じもあり、余計竹取の盛り上がりが目立ちました。
応援でも女子のパワーが光るところが随所に見られました。やはりこれからは女性の時代なのでしょうか?
東高の体育祭で忘れてはいけない応援団は、言うまでもなく素晴らしかったです。
特に今年は多くの団で衣装の早変えがあり、衣装係の苦労が忍ばれました。
個人的には白団女子のウェディングドレスがヴェールにまで凝っていて可愛かったです。
夏休み人が集まらない、遅れている、授業に出ない、文化祭に協力しない・・・・様々な問題が今年もたくさんあったと聞きました。
けれども東の援団は他にない目玉だし、援団員が必死でまとめて盛り上げているから一般応援も盛り上がります。
体育祭が5月になるかもしれないと在学中にきいたことがありますが、もしそうなると援団にも大きく影響が出ることは必須でしょう。
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応援合戦(赤団)
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応援合戦(青団)
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午後一番の応援合戦を見るために集まった、本部の審査委員の席にあふれる予備校の授業を抜けてきた援団OBで浪人の同級生達を見、
本番の始まる前に一言話す時に声を詰まらせながら「みんないままでありがとう」と語る団長の声を聞いていると、
いつまでもこのままの応援団でいて欲しいと、少し思いました。
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応援席の様子(緑団)
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応援席の様子(青団)
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同窓会杯の審査対象は競技態度全般ということで、一般応援も見てまわっていたのですが、どの団もみんな楽しそうに応援していて、
それが一番よかったと思った点でした。
特にみんな楽しそうだったのが赤で、白は一番元気がよかったです。
赤白は他にも、競技前の集合など運営協力がよくできていました。
青は机に乗って一生懸命リードをする男子が印象的で、緑はとにかく応援が途切れることがなかったです。
そして、審査委員は同窓会の役員二人の他に、23期の援団経験者を各団ひとりずつの計6人でしたが、
最終的に点数化された評価を合計しても4団すべてほとんど同じくらいの点数になりました。
どの団も悪いところを見つけることができないほどでした。
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応援席の様子(赤団)
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しかし、決定にもめるのではないだろうか危惧された同窓会杯でしたが、反対意見もなく拍子抜けするほどすぐに緑団に決定しました。
援団員も一般生徒も関係なくまとまって競技全般に頑張っていた点が一番評価されました。
実は、審査委員の間では応援合戦が一番良いと思われた赤が応援賞だと見られていました。
緑が同窓会杯と応援賞の両方受賞したのは偶然です。実際私たちも発表の時までどこが応援賞を受賞するか知りませんでした。
発表された瞬間飛び上がった緑団の生徒と対照的な他の団の生徒も印象に残っています。
白は今年こそ賞を!と意気込んでいる、と聞いていました。実際うちわを使ったりといったオリジナリティあふれる目新しい応援でした。
あげれるものならば全ての団に賞をあげたいと思いました。
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表彰式の模様(緑団)
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「自分の決定が、誰かを感動させて泣かせたことにすごく感動した」という審査員の言葉はまさにその通りでした。
援団員も一般生徒も、同窓会杯をもらったことが高校生活の思い出に華を添えたり、つらい受験勉強の支えになってくれれば嬉しいと思います。
そしてもらえなかった生徒も、精一杯体育祭に取り組んだということがそれぞれの中で自信にしてほしいと思います。
「高校生に戻りたい」という気分になれるような体育祭で、同窓会杯という大きな賞の審査に携われてとても幸せでした。
最後になってしまい恐縮ですが、賞に関する企画運営を任せてくださった上、
様々な助力をいただいた同窓会の先輩方、席の確保や杯の用意などにお世話になった学校の先生方に、心から感謝しています。
ありがとうございました。