今年20世紀最後の年に、母校都立八王子東高校はめでたく創立25周年を迎えることになりました。1976年4月開校の東高は、当時都立高校新設ラッシュの中、八王子や日野の市民の要望もあり、現在の場所に校舎をかまえ開設されたと聞きます。 その後、数多くの先生方の熱心な指導と自分達の学校を作り上げるのだという生徒の熱意を基に、時代の変化に合せた発展を遂げ、現在に至ったと言えるでしょう。 四半世紀という節目に東高の歴史を振り返り、新たな世紀を迎えるための出発点として25周年記念式典及び行事が執り行われました。 その様子を簡単ながらご紹介したいと思います。
この催しは2000年6月17日(土)の午前10時から八王子市民会館で、第1部記念式典と第2部記念行事(公演)の二部構成で開催されました。プログラムは次の通りです。
曲目: | (1)モーツァルト:「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第1楽章 | … | 室内楽部 |
(2)Play that funky music | … | ダンス部 | |
(3)イン・ザ・ムード (In The Mood) | … | ダンス部・吹奏楽部合同 | |
(4)「スパイ大作戦」(Mission Impossible)のテーマ | … | ダンス部・吹奏楽部合同 | |
(5)私のお気に入り (My Favorite Things) | … | 吹奏楽部 | |
(6)エル・クンバンチェロ (El Cumbanchero) | … | 吹奏楽部 |
出演: | 西川古柳座 |
演目: | (1)三人三番叟 |
(2)解説 | |
(3)洋舞 - フラメンコ |
出演: | トゥール弦楽四重奏団 |
曲目: | (1)モーツァルト:ディヴェルティメントK136 |
(2)ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」 |
第1部記念式典は厳かな雰囲気で行われました。殿前学校長は25周年を迎えることができたことを喜ぶと共に周囲の方々への感謝の気持を述べ、新たな時代への決意を述べられていました。また、来賓として初代校長の石坂先生もご出席になり創立当時の苦労を話され、在校生徒に対し先生の思うところを提案されていました。 同窓会からは堀口会長が祝辞を述べ、特に在校生に向けては「この式典をきっかけにして、皆さんを周りで支えている大人達の気持ちもたまには察して下さい」とのメッセージを発信しました。
式典の様子 (壇上は初代校長石坂先生) |
第2部記念行事は東高在校生による公演、八王子車人形、弦楽四重奏で参加者を楽しませてくれました。室内楽部、吹奏楽部、ダンス部は共に日頃の練習の成果を存分に発揮し見る人を楽しませてくれました。 八王子車人形は伝統的な演目を見せてくれると共に、人が車に座りながら人形を操るというユニークなスタイルを説明してくれました。最後にはフラメンコというスペインの踊りを車人形で踊って見せて伝統芸能の可能性の広さを説明してくれました。 弦楽四重奏は生徒とはまた違ったプロの演奏を聞かせてくれました。 なお第2部の司会は1期生の五十嵐たかのさんが担当しました。明るく楽しい司会進行、ご苦労様でした。
生徒公演 (吹奏楽部) |
以上で25周年記念式典及び行事は幕を閉じました。最後に参加者に配られました「創立25周年記念誌」から初代校長の石坂先生の言葉を引用させていただきたいと思います。
すこやかに
いそしみ 学び
美しく 豊かなる人となれかし
新しい 世紀に向って
母なる国 日本のために
そして 世界の人々のために