これまで、当クラブについては、様々なお問い合わせ、ご意見を頂いています。皆様の関心も高く、理事会としてもうれしい限りです。ここで、これまでお寄せ頂いたおもなご質問と回答についてご紹介いたします。

1.<設立の狙い>

八王子東高校は、進学校として成果を蓄積し、教職員そしてなにより生徒自身の努力によって名門校としての地位を確立されてきました。大変嬉しいことではありますが、未だいわゆる伝統校ではありません。昔のナンバースクールのような伝統もなく、同窓生の皆さんからのバックアップも若い学校ゆえに万全ではありません。

一方、学区制の廃止は名門校といえども努力を怠ればあっという間にその地位を失いかねない状況を生み出しました。そこで、わたしたちは八王子東高校がさらに発展し、世に優れた人材を輩出できるよう援助したいと考え、後援会の設立を決断した次第です。

2.<様々な努力の可能性>

東京都の財政状況の厳しいことは皆様ご存知の通りです。都の財政立て直しのため、教育予算も例外の対象ではなく、削減の方向付けがなされています。このような状況下でも、次代を担う高校生への予算の増額を望み、学校そして一人ひとりが努力することは大切なことです。しかし、一人ひとりの活動は、実を結ぶことがなかなか難しいことも、皆さんご存知のことと思います。

そこで、これらの趣旨に賛同いただける方が集まり、できる範囲での自助努力として、後援会を設立し、八王子東高校に援助しようとするものです。

3.<設立の経緯>

PTA経験者を中心にこれまで様々な検討がなされてきました。その中で、後援会のイメージがおぼろげながらもできるようになり、これらを踏まえて、以下のような手順で設立しました。まず、有志による発起人会(平成18128日)が開催され、後援会の設立の意義や妥当性を議論し、会則案、事業内容案、予算案などを検討しました。その結果を受けて、設立総会を開催(平成18225日)し、会則を決定し、役員を選任し、平成18年度の事業計画及び予算を決定しました。

4.<設立の時期>

会の性格上、年度単位の活動、事業運営となります。そこで、わたしたちは平成18年度から具体的な活動ができるよう、平成17年度内の設立を目指して準備してまいりました。

5.<後援会の運営方法について>

ここに至るまでには、学校側とのお話し合いも行ってまいりました。その中で、わたしたち自身として、学校を支援していくことが本当に大切なことであるとの思いを強くいたしました。

さらに、従来のPTAによる学校支援活動の限界が25周年記念行事などで明らかになり、何らかの対策が必要なことは当時のPTA及びそのOBの間でも共通の認識となっておりました。

こうした経緯を受け、後援会を設立したわけですが、後援会は学校から独立した組織として会則を定め、運営のルールを公表いたします。後援会の運営に関しては、理事会があり、会の最高意思決定機関である会員総会を設けてあります。また、事業の執行に当たっては学校との充分な協議を前提として計画的に、かつルールに則った運用を図るよう、学校との覚書も取り交わしてあります。

6.<活用の方法>

事業計画、予算案は学校と充分な協議の上、立案します。今年度は、学校に対する補助として、インターンシップセミナーや部活の夏季合宿の際のOBへの交通費補助、学校案内ポスター制作、文化祭での熱気球のガス代補助などを予定しています。しかし、これもお金が集まらなければ絵に描いた餅で終わってしまいます。会員の獲得と会費の払い込みがなければ、こうした事業は執行できません。何卒、会員としての入会と会費の払い込みをお願い致します。

7.<周知の方法>

後援会が発足したことは、PTA会員の皆様には「東京都立八王子東高等学校後援会 設立のご案内」と会則、振込用紙を3月に配布させていただきました。

また、その他の方々については、現在、様々な方法で、ご案内等をお送りしています。

ご質問などについては、事務局宛にいただければお答えいたします。どうぞ、遠慮なさらずにお問い合わせください。

8.<声かけ>

後援会としてはできるだけ多くの方に参加していただき、大きな輪にしたいと考えております。事務局のわたしたちもボランティアではありますが、当面、できる範囲で「小さく生んで大きく育てる」を基本方針として、会の骨格を作りました。今後、大勢の皆様の参加を実現し、しっかりした財政基盤に立脚した安定した運営ができるようにしたいと考えます。皆様も多くの方々に声をかけていただき、会員を募っていただけると幸甚です。

9.<後援会を大きくするための方法>

後援会は本来卒業生、同窓会がその中心にあるべきと考えております。八王子東高校の卒業生も一万人を超える人数となっていると思いますが、同窓会もまだ充分な活動基盤を確立できていない状況と認識しております。今後、PTAあるいはそのOBばかりでなく、卒業生、同窓会に働きかけていきたいと考えております。PTAの現役会員、OBの皆様にはお子様に、ぜひ同窓会及び後援会への参加、協力の働きかけをお願い致します。同窓会の会誌が発行され、郵送されていますが、配達不能による戻りが多く、費用が無駄になっています。後援会としても同窓会を通じて会員募集をする上で大きな障害と考えております。お子様には同窓会への連絡先の登録働きかけをお願い致します。

10.<地域の方々への呼びかけ>

地域への働きかけも重要です。後援会には特別会員の制度があり、保護者や卒業生でなくても後援会に加入できます。皆さんがたも、積極的に周囲の方々にご勧誘いただけると幸甚です。

11.<寄付>

残念なことに今のところ、後援会会費は寄付とは成りません。現在後援会は任意団体であり、法人格もありませんので、所得税法上の優遇を受けられる団体とはなっておりません。ご理解をお願い致します。