2002年10月26日(土)

アジア大会2002釜山、谷川選手銀メダル

 韓国釜山でのアジア大会陸上競技男子110mハードルは10月9日に決勝が行なわれ、13期生の谷川聡氏(陸上競技部OB)が13秒83で見事に銀メダルを獲得した。決勝進出8人のうち、日本人は谷川選手だけ。第7コースで出走前の谷川選手はテレビカメラに向かって軽く手を挙げるなど、力みのないリラックスした様子。スタートを奇麗に決めると次々と軽快にハードルを越えて行き、追いすがる3位4位の選手を僅差で振り切った。谷川選手は6月の日本選手権でも優勝しており、今季の好調が続いているようだ。なお谷川選手が持っていた日本記録13秒55は2001年秋に内藤選手が13秒50で更新しているが、今回のアジア大会でも日本のトップとしての実力を見せた谷川選手には日本記録再更新を目差して走り続けてもらいたいものだ。

(以下、新聞報道より)

〜 男子110メートル障害 谷川「銀」 次へ手応え 〜

 男子110m障害で銀メダルを獲得した谷川は「記録は納得していない。でも走りに集中できたのはよかった」と話した。練習の手応えから、自己記録の更新を狙っていたが、3台目のハードルを過ぎて体が開いた。ただ、ハードリングの技術面で、自分の考えたことを少しずつ実践できるようになったという。「体全体をボールのように転がす感じでいきたい。少しずつ動きはよくなっているので、アテネ五輪につなげて結果を出したい」 / 2002.10.10朝日新聞朝刊スポーツ面

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左端が谷川選手
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銀! 谷川 聡
写真はNHKテレビ放送画面より